コラム

土壌汚染によるリスク、具体的にイメージできますか?

2020.4.27

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目次

  1. 1. 土壌汚染によるリスクは?

  2. 2. 日本で有名な土壌汚染事例:豊洲市場の土壌汚染問題

  3. 3. 具体的に生じた問題とは?

1.土壌汚染によるリスクは?

土壌汚染を放置すれば、周辺の人々への健康被害や企業イメージの悪化、各種風評被害などをもたらしてしまいます。

しかし、まだ問題が起きる前からその影響を具体的にイメージできないというのも無理はありません。

そこで今回は、土壌汚染の具体的な事例について紹介していきます。

日本の事例・海外の事例から、土壌汚染によるリスクをより具体的にイメージしてみましょう!

2.日本で有名な土壌汚染事例:豊洲市場の土壌汚染問題

近年の日本で話題になった土壌汚染の事例といえば、やっぱり豊洲市場の土壌汚染問題ですね。

東京近郊だけではなく、日本の食を支えている築地市場ですが

その移転先として候補に挙げられた土地で調査を行った結果、基準値を大きく超える土壌汚染が発覚しました。

築地市場の移転予定先として指定されていた豊洲の土地は、もともとガス会社が使用していました。

東京都とガス会社との間で土地売買契約を取り交わす際には、土壌汚染に対して万全の対策を講じることが盛り込まれていたのです。

しかし2007年には、該当の土壌から、環境基準の4万3千倍ものベンゼンが検出されています。

食の安全を守るためにも敷地全体に盛り土をして対策を講じることを決定しましたが、のちに敷地の一部にて盛り土がされていないことが発覚しました。

これにより、豊洲市場への移転は延期され、また地下水からは環境基準のおよそ100倍ものベンゼンが検出されました。

3.具体的に生じた問題とは?

豊洲市場問題は、当時ニュースでも大きな話題となっただけに記憶している方も多いのではないでしょうか。

この土壌汚染を通じて、下記のような非常に深刻で多大なる影響を及ぼすことを多くの人に印象付けることになったのです。

・移転時期変更による、市場関係者への影響

・食の安全への信頼性の低下

・豊洲市場全体のイメージ悪化

金銭面での補償は行われても、イメージ低下による目に見えない悪影響は、そう簡単に消せるものではありません。

華々しくオープンした豊洲市場ではありますが、今後も環境問題に注視していく必要がありますね。

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