目次
1.自動車整備工場跡地における土壌汚染の可能性
ここまで板金・塗装での土壌汚染の可能性をお話ししましたね。自動車整備工場では板金・塗装以外にも土壌汚染が発生する可能性があるのです。
まず一番の要因として挙げられるのが「ガソリン」です。
ガソリンには特定有害物質である揮発性の「ベンゼン」と重金属の「鉛」が含まれていると言われていて、自動車の給油タンクに残っているガソリンが土壌に漏れると汚染される可能性があります。
次に「ブレーキオイル」や「エンジンオイル」です。
自動車で使われるオイル製品の成分には重金属の「ふっ素」が含まれていると言われ、何らかの要因で土壌に漏えいすると汚染されてしまうのです。
自動車整備工場では板金・塗装以外にも、自動車整備に伴って各種パーツの取替えなどのさまざまな作業をしています。そのため、廃棄するパーツを適切に処分しないと内部に残ったオイルなどが漏れて土壌汚染に繋がる可能性があるので注意!
2. 自動車整備工場跡地も土壌汚染調査の実施を!
ここまで説明した通り、自動車整備工場の跡地は土壌汚染の可能性が高いため、自動車整備工場が建っていた、もしくは履歴がある場合には、売主は販売前に土壌汚染調査を実施する必要があります。
土壌汚染対策法では土壌汚染の可能性が高く人の健康に影響を与える可能性がある場合は、土地の所有者は環境省が指定した「指定調査機関」に調査の実施を依頼するよう定められているのですよ。
そこで、土壌汚染調査の方法など不明な点がありましたら、どんなことでも東海ジオテック株式会社まで気軽に問い合わせしてみては??
東海ジオテック株式会社は指定調査機関として、フェーズ1~フェーズ3の3つの段階に分けて土壌汚染の有無や数値が基準値を超えていないかの調査を実施しているほか、対策工事までトータルで土壌汚染対策をしていて、好評をもらっています!
3.板金・塗装による土壌汚染についてのまとめ
板金・塗装は自動車整備工場での作業工程の一つ。
その中で使われることがある剥離剤や塗料に関して現在は、有害性の低い塗料が使われているので土壌汚染の発生は低減されています。しかし、自動車整備工場が建っていた履歴がある土地では土壌が汚染している可能性が…
また、自動車整備工場は板金・塗装以外にもガソリンやオイルなどを取り扱っているので、土壌汚染が発生するさまざまな要因があります。そのため、土地の所有者は売却する前に調査を行ったうえで、有害物質が基準値を超えているときは適切に除去などの措置を講じる必要がありますよ。
その際、土壌汚染調査や除去などの対策について疑問がありましたら、東海ジオテック株式会社まで気軽に問い合わせしてくださいね。土壌汚染対策法に精通するプロの技術者がしっかりアドバイスさせてもらいます。
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