特定有害物質を取り扱う事業者は特定施設として届出をするほかに、使用を廃止する際は調査を実施して、そして調査の結果が基準値を超えているときは、除去や浄化などの対策工事をしなければいけないのです。
とはいっても「どんな調査や対策工事をしているのか」気になる方もいるのでは?
実施する調査や対策工事は依頼する業者によって多少違いますが、基本的にほとんど同じような流れで行われます。
そこで、ここでは東海ジオテック株式会社の土壌汚染調査および対策工事の方法、および工法と費用目安をご紹介しますね。
目次
1. 一般的な土壌汚染調査の流れと費用の目安および負担責任
東海ジオテック株式会社に限らず一般的な土壌汚染調査は以下のフェーズ1~フェーズ3の流れで行われます。
ただ、調査費用に関しては土地の広さや形状、利用状況などさまざまな条件によって金額が大きく変わるため、ここでは東海ジオテック株式会社での費用目安をご紹介していきます。
土壌汚染調査
・フェーズ1:地歴調査
費用目安:20万~
・フェーズ2:概況調査(土壌・地下水汚染の有無の確認)
費用目安:900㎡あたり15~20万円
・フェーズ3:詳細調査(土壌・地下水汚染の範囲および深さの確認)
費用目安:100㎡あたり30~60万円
以上が土壌汚染調査の基本的な流れと費用相場になります、東海ジオテック株式会社ではご依頼いただければ見積無料、そして納得していただける価格で品質の高い調査を実施していますよ。
そこで、この土壌汚染の調査費用は誰が負担するのか?という疑問をお持ちの方も多いかと思います。
この土壌汚染調査で発生する費用や次に紹介する対策工事に要する費用に関しては、土地の所有者が負担するのが一般的です。ただ、汚染を発生させた原因者がはっきりしているケースでは、法的に汚染原因者に費用を請求できるようになりましたよ。
2.有害物質を除去する対策方法と費用目安
義務的な調査および自主調査の結果が法で定める基準値を超えている場合は、「要措置区域」または「形質変更時要届出区域」のいずれかの区域に指定されて、指定を解除するためには除去などの対策工事を行う必要があるのです。
その対策工事に関しては業者によって方法や工法は違いますが、東海ジオテック株式会社では主に以下の3つの対策工事を土地の状況に合わせて採用。
土壌汚染対策工事
・場外搬出:汚染された土壌を掘削し、場外の処理施設へ搬出して汚染土壌を処理
・場内処理:掘削した汚染土壌を場外へ搬出せず、敷地内に設置した専用の機器・施設で汚染土壌を処理
・原位置処理:汚染土壌を動かさずにその場で処理
この3つの対策工事が採用されているのですよ!
以上の対策工事の中では一般的に「掘削除去」が汚染土壌を処理する確実な工法になりますが、処理が必要な土量が多くなるとコストが高くなってしまいます。その処理費用は汚染している有害物質の種類で違いますが、重金属などで汚染された土壌の場合は、一般的に運搬費を含めて12,000円/トン~15,000円/トンが相場と言われています。
しかし、東海ジオテック株式会社は通常よりも詳細調査のポイントを絞り込むことで対策範囲を減らすことができるので、コストダウンが可能になって、1㎥あたり3万円~10万円で対策をしていますよ。
土壌汚染調査および対策工事の流れや費用相場、費用負担責任については「土壌汚染対策の費用負担に関する主張分類」[U1] こちらで詳しく説明しているので、費用負担でお困りの方は合わせてチェックしてみるのがいいですね。
3. 工場やクリーニング工場跡地の土壌汚染についてのまとめ
土壌汚染は汚染物質の蓄積性が高いため、工場やクリーニング工場の履歴がある土地は、必ずしも汚染されている訳ではないですが、土地取引に伴うトラブルを防ぐためにも自主的な土壌汚染調査の実施が求められます。
ただ、特定有害物質を取り扱う事業者に関しては、特定施設として届出を行うとともに、使用を廃止する際は調査を実施して、調査の結果が基準値を超えているときは、除去や浄化などの対策工事を行うよう法で決められていますよ。
その土壌汚染調査および対策工事の基本的な流れや方法に関して、不明な点があればどんなことでも東海ジオテック株式会社まで気軽にお問い合わせください。土壌汚染対策法に精通したプロの技術者が的確に回答します!
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