目次
1.土壌汚染が人体に影響を与えるルートは?
「土壌汚染」や「特定有害物質」と聞いても、その実態について「あまりピンとこない」と感じる方も多いのではないでしょうか。
汚染土壌と汚染されていない土壌を目で見て区別するのはほぼ不可能ですし、人体への影響もすぐ明らかになるものではありません。
しかし、土壌汚染を放置すれば、時間の経過と共に問題はどんどん大きくなってしまいます。
特定有害物質が人体に影響を与えるルートとともに、人体に対してどのような影響を与えるのかについてもきちんと理解した上で、事前対策を講じることが重要です。
土壌汚染の原因になっている特定有害物質は、以下の2つのルートで人体に悪影響を与えます。
2.直接摂取とは
何らかの理由で、汚染土壌に含まれる特定有害物質を直接摂取してしまうルートです。
・土埃に含まれる重金属等の特定有害物質を吸い込んでしまう
・汚染された土壌に直接触れることで、皮膚から吸収してしまう
大きく、このようなパターンがあります。
3.間接摂取とは
間接摂取は、直接的ではない形で特定有害物質に触れ、摂取してしまうルートを言います。
直接摂取と比較すると、人体への悪影響が出たときにも、土壌汚染による影響が分かりにくいという特徴があります。
・土壌に含まれる特定有害物質が地下水に溶出し、それを飲むことで摂取してしまう
間接摂取の場合、汚染土壌に近い場所で健康被害が発生するとは限りません。
より広範囲に被害が発生してしまう可能性があります。
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