コラム

土壌汚染による環境汚染(環境リスク)とは?土壌汚染対策法による管理方法

2020.7.31

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土壌汚染は、土に有害物質が蓄積して汚染されている状態を指し、様々な経路で人の健康や生活生態系などの環境に影響を与えます。

目次

  1. 1. 土壌汚染による環境リスク!人体への影響とは?

  2. 2. 土壌汚染対策法による環境リスクの管理方法

  3. 3. 土壌汚染による環境汚染のまとめ

1.土壌汚染による環境リスク!人体への影響とは?

土壌が汚染された状態のまま何も対策を講じずに放置すれば、時間が経過すれば経過するほど環境リスクは大きくなってしまいます。

中でも「揮発性有機化合物」に分類される有害物質は土壌の深部まで浸透しやすいため、その結果、地下水に溶けだして拡散する可能性もあるのです。

人体への影響は、有害物質の種類によって表れる症状は異なりますが、発がん性が高まるほか中毒症状を起こすなど、人体に深刻な影響を与える危険があります。


1-1 人体に有害物質が暴露(有害物質を体内に摂取すること)される経路と考え方

土壌汚染は表面上ではなく目に見えない土壌の中で発生するため、大きくは以下の2つの経路で有害な物質が私たちの体内に吸収され、健康被害を引き起こす危険があるのです。

ヒトや環境中の生物が化学物質と接触することを 「暴露」と呼んでいます。

健康被害を引き起こす可能性がある経路

・直接摂取

汚染物質の飛散もしくは揮散によって口や鼻から体内に入る、もしくは皮膚から吸収される。

・関節摂取

汚染物質を間接的に暴露すること。

土壌に蓄積された有害物質が地下水に溶け出しその地下水を飲む、または、汚染された土で育成した農作物を摂取するほか、汚染土壌に育った草を食べた家畜に有害物質が蓄積しそれを摂取するなど、間接的に人体に入る。

以上のように、直接的もしくは間接的に有害物質を暴露してしまう可能性がありますが、環境リスクの大きさは「暴露量」と「土の有害性の程度」で決まります。

その関係を表すと以下のようになり、暴露量は土壌を汚染している有害物質を体内に摂取する量を表します。

環境リスクの大きさ

・暴露量 × 土壌の有害性の程度 = 土壌汚染による環境リスクの大きさ

環境リスクの大きさは、このような関係性になります。 しかし考え方によっては、汚染された土に触ることがない、汚染された地下水を飲むことがないなど、有害物質を体内に摂取しない(摂取量がゼロ)場合、土壌汚染による人体影響はないと考えても支障がないことになるのです。

2. 土壌汚染対策法による環境リスクの管理方法

土壌汚染は、調査をしたうえで的確に対策工事を講じれば、環境リスクを低減することができます。

そこで、土壌汚染の状況を把握して、環境リスクを抑制するための対策を実施することを目的に定められているのが「土壌汚染対策法」です。

その法律の中で、指定有害物質を取り扱っていた工場などを廃止するときや、工場跡地など土壌汚染の可能性が高く環境リスクを招く危険がある場合、土地の所有者は環境省が指定した「指定調査機関」に調査の実施を依頼するよう定められています。

そして、土壌に含まれている有害物質の量が基準値を超えていることが判明したときは、行政の指示に従って措置等を講じる義務が生じます。

基準値以下に浄化された土壌であれば、何らかの経路で人への暴露があったとしても、環境リスクは許容される範囲まで低減できます。

3. 土壌汚染による環境汚染のまとめ

土壌汚染による環境リスクを低減するには、早い段階で適切な調査と、汚染の除去などの対策を講じる必要があります。

最近は、豊洲新市場の土壌汚染問題など大きな事例が発生していることから、人々の土壌汚染に対する意識が高まり、土地の売買に伴って自主的に土壌汚染調査を行うことが常識となりつつあります。

そのような状況の中、東海ジオテック株式会社はきめ細かく丁寧なコンサルティングを行い、依頼をいただいた土地の状況に合わせて、調査から対策工事までトータルで土壌汚染対策を行い、愛知県を中心にご好評をいただいています。

環境省指定の「指定調査機関」として、土壌汚染対策法だけでなく、愛知県の条例にも精通するプロの技術者がしっかりアドバイスしています。

土壌汚染による環境リスクなど、土壌汚染について何か不明な点がありましたら、どんなことでもお気軽にお問い合わせください。

3-1 最後に土壌汚染による環境汚染について

土壌汚染は、土の中に有害物質が蓄積された状態で適切な対応をせずに放置していれば、人の健康や生活、生態系などの環境に影響を与える環境リスクが高くなります。

本文でも説明した通り、環境リスクの大きさは「暴露量」と「土の有害性の程度」で決まりますが、有害物質を体内に摂取しなければ(暴露量がゼロ)土壌汚染による環境リスクは問題にならないことになります。

そこで、重要になるのが早期の土壌汚染対策(調査および対策工事)になり、その管理方法は「土壌汚染対策法」に則って進める必要があります。

その土壌汚染対策に関して不明な点などありましたら、東海ジオテック株式会社までお気軽にお問い合わせください。

お見積もりは無料、納得していただける価格で、高品質な調査および対策工事のご提案をさせていただきます。

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