コラム

土壌汚染対策の方法とそのポイント

2020.2.28

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目次

  1. 1.土壌汚染対策工事とは

  2. 2. 掘削除去

  3. 3. バイオレメディエーション

  4. 4. 不溶化処理

  5. 5. 石灰等を利用した浄化工法

  6. 6. 酸化分解(フェントン)法

  7. 7. 溶融

  8. 8. 加熱式浄化工法

  9. 9. セメント再資源化

  10. 10. 土壌洗浄

  11. 11 ガス吸引法

1. 土壌汚染対策工事とは

土壌汚染対策工事には、汚染物質の種類や土地の状況に合わせ数多くの方法があり、工事期間や費用もさまざまです。

そのため対策にあたっては、土壌汚染対策に詳しい専門家の助言を受けながら、調査・分析を行い、汚染発生状況等について正しく認識することが必要となります。

その上で、現在および対策後の土地の用途を考慮し、現場の状況に適した対策方法を選ぶことが重要です。

土壌汚染対策にはどのような方法があるのか、そのポイントは何かをまとめました。

2.掘削除去

汚染された土壌を掘削し、その場から搬出する方法です。

汚染土を運び出すことで、汚染物質を確実に除去できる方法として、土壌汚染対策工事の90%以上でこの方法が用いられています。

汚染発生してからあまり時間が経過していない土地の場合に適しています。

掘削後、新しい土で埋め戻す場合と、汚染土を浄化し埋め戻す場合があります。

3. バイオレメディエーション

微生物が持つ分解能力を利用して汚染土壌を浄化・安定化させる方法です。

油分を水や二酸化炭素などの無害な物質に分解するため、後処理も少なく、生態系への影響を最小限に抑えることができます。

また、プラントの建設費は不要ですが、場合によっては薬剤注入用の小規模の井戸を多数設置する必要があります。

メリットとしては、掘削除去と比べて費用を抑えられること。

一方で、着手から完了まで長期間を要する(場合によっては数年かかることも)ことや、適用可能な物質が限定されるため、施工できるケースが限られることになります。

4. 不溶化処理

安全で無害な薬剤を汚染土と混合することで、汚染物質の性状を変え、有害物質が水に溶け出さないようにする方法です。

浄化ではありませんので、汚染物質は地中に含有されたままになります。

この方法のデメリットは、「区域指定」を受けている土地の「指定の解除」ができないことです。

人的被害を起こす可能性を減らす効果は十分期待できますが、「汚染土」である認識を変えることができないのが現状です。

外部に持ち出す場合でも汚染土と同様の処置が必要となります。

そのため、太平産業では、長期にわたり自らが保有する土地以外での施工はお勧めしていません。

5. 石灰等を利用した浄化工法

汚染土壌に生石灰などからなる製剤を混合し、浄化する方法です。

製剤と水の発熱反応を利用し揮発性物質を空中に飛散させます。

飛散した揮発性物質は活性炭などで吸着処理します。

強いアルカリ性になるため、多くの植物が育ちにくい土壌になり、農地には注意が必要です。

6. 酸化分解(フェントン)法

過酸化水素水と鉄イオンの反応でできる物質が、ベンゼンを除く第一種特定有害物質の酸化分解に作用することを利用した方法です。

土質によって大きく変わりますが、比較的短時間で浄化できるため、コスト面からもメリットがあります。

7. 溶融

高温処理ができる溶融炉で、有害物質を分解する方法です。

高温で溶融された土壌は、スラグ(鉱石から金属を精錬した際に出る副産物)となり、セメントなどの資源として再利用することができるようになります。

8. 加熱式浄化工法

掘削除去した汚染土壌を加熱することで、汚染物質を除去し土壌を浄化する工法です。

800~1000℃に加熱し分解する「熱分解」、400~600℃程度で加熱し脱着する「熱脱着」、200~300℃で加熱し揮発分離する「加熱乾燥処理」があります。

9. セメント再資源化

汚染された土壌とその他の材料をセメントの原材料として再資源化する方法です。

土壌に含まれる物質がセメント製品の品質や、環境にも負荷を与えないことを確認し、行われます。

10. 土壌洗浄

汚染土壌を機械で洗浄し、細粒分を分離する方法。

細粒分は廃棄処分となりますが、残った粗粒分はセメントなどに再利用されます。

比較的高濃度の汚染に対応できるのがポイントです。

11. ガス吸引法

ブロワーや真空ポンプで地中にある油分の揮発成分を吸引し、除去する方法です。

汚染ガスは活性炭で吸着するほか、加熱脱着、バイオによる分解などの方法で処理し、大気に放出します。

汚染の拡散防止策として利用されている方法です。

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