コラム

油汚染問題が発生してしまったら

2020.3.2

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近年、増加する傾向にある油汚染。

油汚染の特徴としては、油は水よりも移動速度が速く、容易に地下水に達してしまうため、時間経過とともに汚染が広がる可能性が高いことにあります。

油汚染対策は時間との闘いです。

油汚染が発生したら、すぐに専門の施工会社に依頼し、迅速に対応する必要があります。

目次

  1. 1. 油汚染対策ガイドラインについて

  2. 2. 嗅覚で油臭を判定する

  3. 3. 視覚で油膜を判定する

1. 油汚染対策ガイドラインについて

現在、油汚染対策の指針となっているのが、環境省が発行する「油汚染対策ガイドライン-鉱油類を含む土壌に起因する油臭・油膜問題への土地所有者等による対応の考え方-」です。

「生活環境保全上の支障を除去する目的」とは、油臭・油膜によってその土地および周辺の土地の利用者が不快に感じないレベルまで対策を講じることです。

この中では、油汚染に対する調査および対策に関する考え方が示されています。

「油汚染対策ガイドライン」の概要

目的/生活環境保全上の支障を除去すること

対象物質/鉱油類:ガソリン、灯油、軽油、重油などの燃料油、機械油、切削油の潤滑油など

調査のきっかけ/土地所有者などが油膜を発見、油臭を感知した時など

・所有する土地の地表や井戸水などに油臭・油膜が生じている場合など

・周辺の土地または井戸水に油臭・油膜が生じ、その原因が所有する土地の油含有土壌であると確認した場合など

判断の目安/個別の土地ごとに※人の感覚を用いた試験方法で油臭・油膜を判断する

※後述の「嗅覚で油臭を判定する方法」「視覚で油膜を判定する方法」をご参照ください。

油汚染調査・分析について

油汚染の調査・分析は、現地で採取した土壌や水のサンプルによって、油臭・油膜の確認を行います。

油臭の測定は嗅覚で、油膜は視覚で判断するのが基本です。

2. 嗅覚で油臭を判定する

土壌

500mlのガラス瓶に土壌50gを入れ、約25度で30分間放置後、臭気を判定します。

共栓三角フラスコ(300ml)に現地で採取した水100mlを入れ、約25度で30分間放置した後、臭気を判定します。

※臭気の程度は、「無臭」の0から、1の「やっと感知できる臭い」、2の「何の臭いかがわかる弱い臭い」3の「楽に感知できる臭い」、4の「強い臭い」、5の「強烈な臭い」の5段階で表示します。

3. 視覚で油膜を判定する

ビーカー法

純水1000mlをビーカーに入れ、撹拌します。

その際できた渦の中心部に現地で採取した土壌10gを入れます。15分間撹拌を続けた後、5分間静置し、液面を観察、判定します。

シャーレ法

シャーレの下に黒い紙を敷きます。

シャーレに蒸留水50mlを入れた後、現地で採取した土壌5gを静かに入れ、液面を観察、判定します。

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